私は今から30年前に若松塾に入社しました。中学校の現場では思うような教育ができないと感じた私は若松塾の『よく学びよく遊べ』『人間教育も考える』というモットーに惹かれここに骨をうずめる覚悟をしました。
それから若松塾とともに歩み、2011年の春、副塾長に就任した際には「伝統を引き継ぎその上に新風を」と決意を表明しました。
2011年といえば東日本大震災があり日本中が悲しみのどん底にありました。そして今コロナ禍で先の見えない苦労が続いております。私たちの周りには予想もしない災難がこれからも立ち塞がってくることでしょう。
しかし、どのような環境でもしっかりと対応できる精神力と学力を皆さんには身につけてもらいたいです。
目先の点数だけ取ればいいのではなく、問題の本質を理解し思考力を身につけ、人を思いやる気持ちも育んでいけば、様々な困難も冷静に捉え、人として適切な行動が取れるのではないでしょうか。
これからも若松塾は伝統と革新をバランスよく取り入れ、「すべては生徒のために」全力を尽くしてまいります。
そしてその生徒たちが明るい未来を作ってくれることを願っています。